探求のある社会科の授業を目指して

関西の公立小学校で働いています。社会科の授業を楽しくするための授業ことを書いています。

社会科の人気④

 それでは、なぜ見学が人気なのでしょう。やはり「百聞は一見にしかず」なのでしょう。どれだけ、浄水の仕組みを教室で学習しても、見学にはかないません。どれだけ自動車のライン作業を教科書で見ても見学には及びません。平和学習・原爆の恐ろしさの勉強をしても原爆ドーム・平和資料館のインパクトには負けます。

 また、「社会科での実習」も人気がありました。いわゆる「出前授業」・「体験授業」です。

 3年生であれば、昔の道具やくらしの分野で石うす・かまど千歯扱きなどを見たり動かしたりできる機会もあります。

 4年生ではごみ収集の方に来て頂き、収集車の説明やごみを車に入れたりする機会があります。リサイクルに関する授業も多いです。

 5年生では田植えや稲刈りができる地域や学校もあります。バケツ稲を総合と兼ねて行う学校も多いでしょうか。

 6年生は、税金のお話を聞く授業があると思います。

 

 こう見ていくと、社会科の授業は

 事前学習→見学・体験→まとめ

 

 の形式をできるだけどの単元でも入れていくことがいいですね。