探求のある社会科の授業を目指して

関西の公立小学校で働いています。社会科の授業を楽しくするための授業ことを書いています。

スーパーマーケット⑧

今回は、家庭でできる食品ロス対策について考えていきます。家庭からのロスは、

284万tも出でおり全体の46%になります。

環境省から明確な対策が出ていますので見てみますと、

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出典 環境省

 

やはり大切なのは、

 

 ・買いすぎない

 ・作りすぎない

 ・食べ残さない

 

の3つが多いと思います。また、近年はといって、家庭で買い過ぎたものを回収し、他の団体へ寄付するという「フードドライブ」「フードバンク」という方法もあります。

ここで、授業の問いである

 

「どんな買い方をすると、いい買い物ができるのか。」

 

を改めて、問い直してみます。最初は「安くていいもの」に焦点を当てていました。しかし、いくら安くても、たくさん買ってしまって食べ切れないならそれはロスになるだけです。したがって、

 

いい買い物=食品ロスが少ない買い物

 

と考えることができます。前回も書きましたが、自分の家庭ではどんな買い物をしているかを聞いて、なぜ、そういう買い方しているかを家の人に質問したらいいと思います。そして、授業では、「食品ロスが少なくなる買い方」について意見を出し合いながら考えてみたら面白い授業になるはずです。子どもたちから出る考えは、

 

・買い物に行く前に冷蔵庫の中身を確認する

・数日間の献立を考えて買い物をする。

・まとめ買いはできるだけやめる

・消費期限を見て買う(すぐ消費するものは、棚の手前からとる

 

などなど、様々な意見が出てくると思います。その授業を家に帰って保護者に話を子どもたちがすると、大人の考え方もまた変わるかもしれません。そうすると、少しでもロスが減らせると思います。