探求のある社会科の授業を目指して

関西の公立小学校で働いています。社会科の授業を楽しくするための授業ことを書いています。

社会科の人気③

 子どもたちは、普段の社会科の授業をどのように感じているのでしょうか。小学校5年生の子どもたちに「社会科の好きなところ」「きらいなところ」について自由記述してもらいました。11月にアンケートをしたので、子どもたちは3年生、4年生と5年生の自動車の単元まで終わっています。ですから、5年生の後半で出てくるメディア・情報の単元や6年生で学習する政治・経済分野と歴史分野はまだ勉強していません。

 

 好きなところから見てみます。ダントツで多かったのはこれでした。

 

      「社会科見学・工場見学」

 

 1・2年生の生活科では町探検で校区巡りやお店の人へのインタビューがあります。それを受けての3年生の社会科では、スーパーマーケット見学に行くことが多いと思います。また、どこかの製造工場に見学に行くこともあるのではないでしょうか。

 4年生ではごみの行方を学習しますのでみ焼却場やリサイクル工場へ見学に行くことが多いと思います。また、水を学習しますので、浄水場下水処理場へ行く機会もあります。

 5年生では、自動車を学習しますので、自動車工場へ行くことが多いです。そして、メディアを学習しますのでテレビ局や新聞社へ行くこともあります。

 6年生では、修学旅行と兼ねて平和学習の一環で広島の原爆ドーム原爆資料館へ行く学校も多いです。古墳など近くに歴史に関係した施設があればそこに見学へ行くこともあります。政治・司法分野も学習しますので、裁判所へ見学する機会もあります。